エルゴトロン LX 45-241-224を組み付けた後に画面が下がる、勝手に上がる、チルト角を保てない場合は、同じねじを一度に大きく回さず、まず症状が出る動きを分けます。画面を支えながら該当する張力だけを少しずつ変え、工具を外してから動きを確かめてください。
昇降・チルト・横方向を別の症状として調整する
画面全体が上下へ動く症状、画面の向きだけが前後へ傾く症状、アームが横へ動いて位置を保てない症状では、確認する可動部が異なります。モニターピボット、チルト、昇降、横方向の張力は別の調整箇所です。
調整中は片手だけでねじを回さず、別の手または補助者で画面を支えます。一度に小さく調整し、工具を外してからゆっくり動かし、希望位置で止まるかを再確認します。画面を支えないまま張力を緩めると急に動くおそれがあるため、保持を先に確保してください。
以下の時計回り/反時計回りは、六角棒を差し込む側からねじ頭を正面に見た向きです。
0. 型番と荷重だけを先に再確認する
対象は、マットブラックの標準LX 45-241-224です。長身ポール、デュアル用、LX Proなど、名称や外観が近い別製品では調整箇所が異なる可能性があります。
現行製品詳細が案内する荷重範囲は3.2〜11.3kgです。9.1kgを超えるモニターでは昇降範囲が最大11cm小さくなる場合があり、奥行8.9cm超では能力が下がり得ます。範囲外または条件が不明な場合は、張力調整だけで解決しようとせず使用を止めてください。
重量、VESA、机への固定条件をまだ照合していない場合は、先にエルゴトロン LX 45-241-224の適合条件レビューで確認します。モニター側のスタンドなし重量を探す位置はPCモニターの選び方も参照してください。
1. 何が動くかを一つずつ記録する
画面を中央付近へ置き、手を離した後の動きを確認します。画面とアーム全体が下がる、全体が上がる、画面の顔だけが下を向く、横方向へ流れる、というように症状を一つずつ記録します。複数の動きがある場合も、同時にすべての調整箇所を触らず、一つ直すたびに再テストします。
ケーブルや接続機器が画面を引いている場合は、張力の問題と見分けにくくなります。まず画面を支えた状態で、無理なく動かせることと、ケーブルに引かれていないことを確認します。
2. 画面全体が下がる・上がるなら昇降側を少しずつ回す
画面とアーム全体がゆっくり下がる場合は、画面を最上部へ持ち上げると見える昇降アーム下面の4mm六角調整ねじを、時計回り(+)へ回してリフト力を上げます。反対に、手を離すと上がる場合は、反時計回り(-)へ回してリフト力を下げます。変化が出るまで最大40回転ほど必要な場合がありますが、数回転ごとに工具を外して保持を確かめ、締め過ぎないでください。
調整後は工具を外し、低い位置、中央、高い位置へゆっくり動かして、それぞれで手を離しても位置を保てるかを確認します。一か所で止まっても別の高さで急に動く場合は、さらに大きく回すのではなく、画面を支えて少量ずつ再調整します。
3. 画面だけが傾くならチルト側を支えて回す
アームの高さは変わらず、画面だけが前へ倒れる、上を向く、角度を保てない場合は、昇降側ではなくモニターピボット/チルト側を確認します。
画面の上端または下端を支え、画面側ヒンジの下面にある4mm六角調整ねじを回します。画面が前へ倒れる、下向き角度を保てない場合は時計回り(+)、上へ戻る、下向きにしにくい場合は反時計回り(-)です。調整のたびに工具を外し、通常使う角度とその前後で保持できるかを確認します。このねじは抜かず、昇降を直すためにチルト側を締めるなど、症状と異なる箇所を代用しないでください。
4. 横へ流れる・動きが重い場合は横方向を分ける
高さとチルト角は保てるのにアームが左右へ流れる、または横へ動かすときだけ重い場合は、ポール側と中間関節の2か所にある2.5mm六角調整ねじを分けて調整します。横へ流れる、動きが軽すぎる場合は時計回り(+)で摩擦を増やし、横移動が重い場合は反時計回り(-)で摩擦を減らします。どちらのねじも抜かず、ほかの関節を同時に変更しません。
左右へ動かした後、中央と普段の作業位置で止まるかを確認します。張力を強くして動きを固定することが目的ではなく、必要な範囲を無理なく動かせて、手を離した位置を保てる状態を目安にします。
5. 保持できない場合は調整を止める
指定箇所を少量ずつ調整しても保持できない、異音や引っ掛かりがある、ねじや部品に損傷が見える場合は使用を止めます。指定外の工具で回す、カバーや関節を分解する、画面を支えずにねじを緩める、工具へ延長棒を付けて強い力をかけることは避けてください。
サポートへ相談するときは、型番45-241-224、モニターのスタンドなし重量、症状が出る方向と位置、使用した調整箇所、実施前後の変化を伝えます。適合範囲内だから保持できると断定せず、部品や製品状態の判断はErgotronへ委ねます。
LXの張力を触った後に6点確認する
- 画面を支えてから指定箇所へ工具を当てたか
- 昇降、チルト、横方向のどの症状かを分けたか
- 一度に小さく調整し、工具を外して再テストしたか
- 複数箇所を同時に変更していないか
- 無理な分解や指定外工具を使っていないか
- 保持できない場合に使用を止め、構成と症状を記録したか
画面を支えて一か所ずつ張力を変える
エルゴトロン LX 45-241-224で画面が下がる、上がる、チルトを保てない場合は、画面を支えたうえで昇降・チルト・横方向を別々に切り分けます。該当箇所を一度に小さく調整して再テストし、保持できない場合は分解せずErgotronへ相談してください。
調整後にモニター、入力機器、接続、配線まで机上全体を見直す場合は、在宅ワークのデスク環境まとめへ進んでください。

