スマートフォンと一体で持つならA1664、PCへ給電するならA1289
A1664は、約15mmの薄型本体をQi2対応スマートフォンへ磁力で装着し、最大15Wのワイヤレス充電と最大30WのUSB-C有線出力を使い分ける製品です。A1289はワイヤレス充電を備えず、2つのUSB-Cと1つのUSB-Aで、USB-C単ポート最大140Wを使う製品です。
したがって、容量の大小だけで上下関係を付ける比較ではありません。スマートフォンと一体で持ちやすいことを優先するならA1664、ノートPCを含む複数の有線機器と高出力を優先するならA1289から条件を確認します。
比較対象の型番と製品名を先に分ける
A1664のブラックはA1664N11です。A1289は製品ファミリー名で、国内ブラック品の製品コードはA1289011です。購入時は「A1289」という共通部分だけでなく、販売ページと本体の製品コードまで照合します。
A1289には「Anker Power Bank (24K, 140W)」「Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)」「Anker 737 Power Bank (PowerCore 24K)」という名称が併存します。商品名だけで別製品と判断せず、A1289の型番と地域別の製品コードを合わせて見ます。
主要仕様を比較
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| 比較項目 | A1664N11 | A1289製品ファミリー |
|---|---|---|
| 容量 | 10000mAh、36Wh | 24000mAh、86.4Wh |
| サイズ | 約104×71×15mm | 約156×55×49mm |
| 重さ | 約207g | 約632g |
| 端子・充電面 | USB-C×1、Qi2ワイヤレス×1 | USB-C×2、USB-A×1、ワイヤレスなし |
| 単独最大出力 | 有線30W、ワイヤレス15W | USB-C単ポート140W、USB-A単ポート18W |
| 複数同時の合計 | USB-Cとワイヤレスで17W | 全ポート合計140W |
A1289の容量は86.4Whです。航空機への持ち込み条件を判断するときは、地域別に掲載された数値だけで決めず、手元の本体ラベルにあるWh表示を優先します。
A1664:Qi2と薄さを優先する場合
A1664は、Qi2対応機器と対応ケースへ磁力で装着する使い方が中心です。最大15Wのマグネット式ワイヤレス充電には、iOS 17.4を導入したiPhone 12以降など、機器・OS・ケースの条件があります。USB-C形状の端末であっても、Qi2へ自動的に対応するわけではありません。
有線の最大30Wと無線の最大15Wを足して、同時に45W出せるとは解釈できません。同時使用時の合計は最大17Wで、USB-C最大12W、ワイヤレス最大5Wです。単独使用時と同時使用時を分けて見ます。
約104×71×15mm、約207gなので、スマートフォンへ装着した状態の薄さを優先する候補です。ただし207gがスマートフォンへ加わるため、手持ち時の総重量は使用端末とケースを含めて判断します。
A1289:PC向け出力と複数の有線端子を優先する場合
A1289はUSB-Cを2つ、USB-Aを1つ備えます。各USB-Cは単独最大140W、USB-Aは単独最大18Wで、製品全体の合計上限は140Wです。
3ポートそれぞれから同時に140Wを出す仕様ではありません。2つのUSB-Cを同時に使う場合は合計140W、3ポート同時ではUSB-C側合計122WとUSB-A側18Wです。接続するPC、ケーブル、ポート数に応じて、単独の上限と配分を分けます。
約156×55×49mm、約632gで、A1664より容量と有線出力を増やす代わりに重量と厚みが増えます。ワイヤレス充電面はないため、Qi2でスマートフォンへ貼り付ける用途はA1664と同じ方法では実現しません。
24000mAhは10000mAhの充電回数そのまま2.4倍ではない
公称容量はA1289が24000mAh、A1664が10000mAhですが、容量比をスマートフォンの満充電回数比へ置き換えません。A1289は内蔵合計容量24000mAhに対し、スマートフォンなどへ供給できる定格容量が約16500mAhで、電力変換による損失があります。
実際の回数は端末の電池容量、電圧変換、有線・無線、充電中の端末利用などで変わります。A1664はQi2の利便性、A1289は有線容量と出力という用途差で比べ、回数を一つの固定値として選ばないようにします。
飛行機へ持ち込む場合はWhと運航会社を別確認
A1664は36Wh、A1289は86.4Whです。ただし製品名や公称値だけで特定便への受け入れは決まりません。手元のラベル、個数、実運航会社、出発地の条件をモバイルバッテリーの飛行機持ち込みルールで照合してください。
A1664とA1289を用途で分ける
A1664から確認する条件
- Qi2対応スマートフォンへマグネット式で装着したい
- USB-C有線は最大30Wで足りる
- 10000mAhと約207gの組み合わせを優先したい
- 複数同時使用では合計17Wになることを許容できる
A1289から確認する条件
- ノートPCへUSB-Cで給電したい
- USB-Cを2つ、USB-Aを1つ使いたい
- 単ポート最大140Wと複数時の配分を機器ごとに照合できる
- 24000mAhと約632gの組み合わせを持ち運べる
詳しい仕様は個別記事、搭乗可否は運航会社で確認する
各製品を個別に確認する場合はA1664レビューとA1289レビューへ進んでください。充電器やケーブルを含めた選択順はスマホ充電アクセサリーの選び方、航空条件はモバイルバッテリーの飛行機持ち込みルールで整理しています。
Qi2の薄さと140W有線は代替関係ではない
A1664は薄型のQi2ワイヤレスとUSB-C最大30Wを組み合わせる10000mAhモデル、A1289はUSB-C単ポート最大140Wと3つの有線端子を備える24000mAhモデルです。前者はスマートフォンへ沿わせる用途、後者はPCを含む有線機器への給電を中心に、同時出力、重量、対応機器を確認して選びます。
