この記事は編集部の実機比較ではありません。Anker MagGo Power Bank(10000mAh, Slim)のブラックA1664N11と、Anker 737 Power Bankの製品ファミリーA1289を、2026-08-26に確認した公式仕様で比較します。価格、在庫、充電回数の順位付けは扱いません。

先に結論:スマートフォンへ沿わせるか、PCまで有線で給電するか

A1664は、約15mmの薄型本体をQi2対応スマートフォンへ磁力で装着し、最大15Wのワイヤレス充電と最大30WのUSB-C有線出力を使い分ける製品です。A1289はワイヤレス充電を備えず、2つのUSB-Cと1つのUSB-Aで、USB-C単ポート最大140Wを使う製品です1,3

したがって、容量の大小だけで上下関係を付ける比較ではありません。スマートフォンと一体で持ちやすいことを優先するならA1664、ノートPCを含む複数の有線機器と高出力を優先するならA1289から条件を確認します。

比較対象の型番と製品名を先に分ける

A1664のブラックはA1664N11です。A1289のAnker Japan公式ストアに掲載されるブラックの製品コードはA1289011で、A1289は製品ファミリーを表します1,3。本サイトの既存A1289レビューにある「A1289N11」は価格.com側の表示を記録したもので、Anker Japan公式コードのA1289011とは混同しません。

A1289は名称も資料によって異なります。現在の取扱説明書は、旧称「Anker 737 Power Bank (PowerCore 24K)」から「Anker Power Bank (24K, 140W)」へ名称変更したと記載しています4。一方、Anker Japan公式ストアは「Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)」、クイックスタートガイドは「Anker 737 Power Bank (PowerCore 24K)」を使っています3,5。この記事では同じA1289製品ファミリーの併存名称として扱います。

主要仕様を比較

| 比較項目 | A1664N11 | A1289製品ファミリー | | --- | --- | --- | | 容量 | 10000mAh、36Wh | 24000mAh、86.4Whは英国公式記事の掲載値 | | サイズ | 約104×71×15mm | 約156×55×49mm | | 重さ | 約207g | 約632g | | 端子・充電面 | USB-C×1、Qi2ワイヤレス×1 | USB-C×2、USB-A×1、ワイヤレスなし | | 単独最大出力 | 有線30W、ワイヤレス15W | USB-C単ポート140W、USB-A単ポート18W | | 複数同時の合計 | USB-Cとワイヤレスで17W | 全ポート合計140W |

A1664の容量、寸法、重量、端子構成はAnker Japan製品ページ、36Whと同時合計17Wの内訳は取扱説明書で確認できます1,2。A1289の24000mAh、寸法、重量、端子数、単ポートと合計出力はAnker Japan製品ページに掲載されています3

A1289の86.4WhはAnker UK公式記事の比較表にある値です。日本向け実機ラベルを編集部で確認した値ではないため、航空機への持ち込み条件を照合するときは手元の本体表示を優先します6

A1664:Qi2と薄さを優先する場合

A1664は、Qi2対応機器と対応ケースへ磁力で装着する使い方が中心です。最大15Wのマグネット式ワイヤレス充電は、Anker Japanの案内ではiOS 17.4を導入したiPhone 12以降など、機器・OS・ケースの条件があります1。USB-C形状の端末であっても、Qi2へ自動的に対応するわけではありません。

有線の最大30Wと無線の最大15Wを足して、同時に45W出せるとは解釈できません。取扱説明書では同時使用時の合計は最大17Wで、USB-C最大12W、ワイヤレス最大5Wです2。単独使用時と同時使用時を分けて見ます。

約104×71×15mm、約207gなので、スマートフォンへ装着した状態の薄さを優先する候補です1。ただし207gがスマートフォンへ加わるため、手持ち時の総重量は使用端末とケースを含めて判断します。

A1289:PC向け出力と複数の有線端子を優先する場合

A1289はUSB-Cを2つ、USB-Aを1つ備え、USB-C1またはUSB-C2を単独で使う場合は最大140Wです。クイックスタートガイドも各USB-Cの単独最大140W、USB-A最大18W、合計最大140Wと記載しています5

3ポートそれぞれから同時に140Wを出す仕様ではありません。現行取扱説明書の配分例では、2つのUSB-C同時使用時は合計140W、3ポート同時使用時はUSB-C側合計122WとUSB-A側18Wです4。接続するPC、ケーブル、ポート数に応じて、単独の上限と配分を分けて確認します。

約156×55×49mm、約632gで、A1664より容量と有線出力を増やす代わりに重量と厚みが増えます3。ワイヤレス充電面はないため、Qi2でスマートフォンへ貼り付ける用途はA1664と同じ方法では実現しません。

24000mAhは10000mAhの充電回数そのまま2.4倍ではない

公称容量はA1289が24000mAh、A1664が10000mAhですが、容量比をスマートフォンの満充電回数比へ置き換えません。A1289の取扱説明書も、内蔵合計容量24000mAhに対し、スマートフォンなどへ供給できる定格容量を約16500mAhとし、電力変換による損失があると説明しています4

実際の回数は端末の電池容量、電圧変換、有線・無線、充電中の端末利用などで変わります。A1664はQi2の利便性、A1289は有線容量と出力という用途差で比べ、回数を一つの固定値として選ばないようにします。

飛行機へ持ち込む場合はWhと運航会社を別確認

A1664の36Whと、英国公式記事にあるA1289の86.4Whは、容量確認の出発点になります2,6。ただし製品名や公称値だけで特定便への受け入れは決まりません。手元のラベル、個数、実運航会社、出発地の条件をモバイルバッテリーの飛行機持ち込みルールで照合してください。

選び分けチェック

A1664から確認する条件

  • Qi2対応スマートフォンへマグネット式で装着したい
  • USB-C有線は最大30Wで足りる
  • 10000mAhと約207gの組み合わせを優先したい
  • 複数同時使用では合計17Wになることを許容できる1,2

A1289から確認する条件

  • ノートPCへUSB-Cで給電したい
  • USB-Cを2つ、USB-Aを1つ使いたい
  • 単ポート最大140Wと複数時の配分を機器ごとに照合できる
  • 24000mAhと約632gの組み合わせを持ち運べる3,4

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各製品を個別に確認する場合はA1664レビューA1289レビューへ進んでください。充電器やケーブルを含めた選択順はスマホ充電アクセサリーの選び方、航空条件はモバイルバッテリーの飛行機持ち込みルールで整理しています。

まとめ

A1664は薄型のQi2ワイヤレスとUSB-C最大30Wを組み合わせる10000mAhモデル、A1289はUSB-C単ポート最大140Wと3つの有線端子を備える24000mAhモデルです。前者はスマートフォンへ沿わせる用途、後者はPCを含む有線機器への給電を中心に、同時出力、重量、対応機器を確認して選びます1,3