周辺機器が多いThunderbolt環境なら強い、少数接続には過剰
TS4は、DC電源入力とは別に18ポートを備えたThunderbolt 4ドックです。USB機器、SD/microSD、2.5GbE、DisplayPortを一台へ集約し、ホストへ最大98Wを給電できます。
ポート数が多くても、ホストとの40Gbps帯域は接続機器全体で共有します。高速ストレージ、映像、ネットワークを同時に使う場合は、各機器の最大値が同時に出るとは考えないでください。
前後のポート配置は便利だが、HDMI機器には追加対応が要る
試用した人からは、前後へ分かれたポート配置、下流Thunderbolt端子、縦横どちらでも置ける筐体が評価されています。接続機器が多いデスクでは、抜き差しの頻度で前後を使い分けられます。
HDMI端子はありません。TS4のDisplayPortをHDMIへ変換する場合は、アクティブタイプのDisplayPort変換アダプターが必要です。パッシブDisplayPort-HDMI変換では正常に表示できません。USB-C映像変換アダプターを使う場合は、背面の下流Thunderbolt 4端子二つのどちらかへ接続します。前面・背面のUSB-C端子三つは映像出力に非対応です。変換アダプターも、必要な解像度とリフレッシュレートに対応するものを選んでください。ポートを数個しか使わない人には、価格と本体電源が過剰になりやすい製品です。
TS4の18ポートと給電仕様
| 判断軸 | CalDigit TS4 |
|---|---|
| ポート数 | 18。DC電源入力は含まない |
| Thunderbolt 4 | 3基。うち1基はPC接続用、下流機器用は2基 |
| USB-C | 3基 |
| USB-A | 5基 |
| 映像端子 | DisplayPort 1.4 |
| カードスロット | SD / microSD UHS-II |
| 有線LAN | 2.5GbE |
| 音声 | 前面の入出力コンボ、背面の入力・出力の3端子 |
| ホスト給電 | 最大98W |
| 本体サイズ | 141×42×113mm |
| 重量 | 0.64kg |
| 付属電源 | 230W |
| 付属ケーブル | 0.8m Thunderbolt 4 |
| 保証 | 2年 |
音声出力は前面と背面を同時に使えません。両方へ接続した場合は前面が優先されます。
18ポート、最大98W給電、2.5GbEは、接続機器の多さとノートPCの必要電力が合う場合に価値が出ます。必要な端子を先に数え、使わない端子のために過剰な構成を選ばないようにしましょう。
USB-Cの形だけで、画面数やLAN対応は決まらない
PCとつなぐThunderbolt端子は18ポートのうちの一つです。周辺機器用のThunderbolt端子は二つなので、機器を三台直接つなぐつもりで数えないでください。
2.5GbEを使うには、ThunderboltまたはPCIeトンネリングに対応するUSB4ホストが必要です。通常のUSB-Cホストへ接続した場合、TS4の有線LANは使えません。USB-Cという端子形状だけで購入を決めず、PCの正確な型番で対応規格を確認してください。
外部モニターを二台に拡張できるかも、PC・GPU・OSで変わります。特にMacはチップとモデルによって上限が異なるため、TS4側の端子数だけでは判断できません。希望する画面数、解像度、リフレッシュレートをPC側の仕様と照合してから選びます。
CalDigit TS4が向いている人
- Thunderbolt 4対応PCへ多数のUSB機器、カード、LAN、画面をまとめたい人
- 最大98W給電でノートPCの電源も集約したい人
CalDigit TS4が向いていない人
- USBや映像端子を数個しか使わない人
- 変換なしでHDMIを直接挿したい人
小型USB-Cハブや後継TS5系と比べる
必要な端子が少なければThunderboltドックとUSB-Cハブの比較で、常設と持ち歩きのどちらを優先するか整理できます。新規購入でより高い給電や帯域が必要なら後継TS5系も含めて、PCとドック双方の対応規格を比較してください。
