文書と会議を分けるなら縦置きデュアル、横へ連続表示するならウルトラワイド
長い文書を縦向きに置き、会議や編集画面を別の画面へ固定したいなら、縦置きを含むデュアル構成が向きます。画面の継ぎ目をなくし、横へ連続した表示領域を映像出力1系統で使いたいなら、ウルトラワイド1台が向きます。
縦置きを含むデュアル構成では、2台のディスプレイをPCが同時出力でき、各画面を拡張表示として配置できることが前提です。Windowsは複数ディスプレイの配置を設定画面で並べ替えられ、拡張表示では画面間で項目を移動できます。Macでは、同時に使用できる外部ディスプレイの台数がモデル、解像度、リフレッシュレートによって変わると案内されています。
ウルトラワイド1画面では、横に広い解像度と、モニター1台分の映像接続・設置条件を確認します。たとえばDell U3425WEは、21:9、3440×1440、34.14インチの仕様で、HDMI、DisplayPort、Thunderbolt 4の映像入力を案内しています。別の型番では条件が変わるため、候補ごとに解像度、端子、スタンド、外形寸法を確認してください。
2画面出力と横長解像度を同じ用途で比べる
表は横にスクロールできます
| 構成 | 先に決める条件 | 選定時の見方 |
|---|---|---|
| 縦置きデュアル | PCが外部ディスプレイ2台を同時に扱えるか、各映像出力・ケーブル・ドックの条件、ディスプレイの縦横回転対応 | 画面を2枚として扱うため、接続経路と画面配置を先に確認する |
| ウルトラワイド1画面 | 解像度、アスペクト比、映像入力、外形寸法、スタンドの調整範囲 | 1枚の横長画面として置けるか、PCが希望する表示条件を出力できるかを確認する |
縦置きに使うディスプレイは、すべてが回転対応ではありません。例としてDell P2425Hは、23.8インチ・1920×1080の仕様で、スタンドの縦横回転を-90°から+90°として掲載しています。別のディスプレイやモニターアームを使う場合は、回転可否、VESA対応、耐荷重、画面寸法をそれぞれの公式仕様で確認する必要があります。
27型WQHDを二機種から選ぶ場合は、EX-GDQ271UAとDell G2725Dの比較で入力端子とリフレッシュレートを比べられます。
文書・複数ウィンドウ・会議で向く構成が変わる
縦に長い文書・Webページを参照する場合
縦向きの画面を使う場合は、候補のディスプレイまたはアームに縦横回転の仕様があるかを確認します。P2425Hのように縦横回転を明示する製品もありますが、対応しない製品では縦置きにできません。資料を縦向きで表示したいかと、もう1台に会議画面や編集画面を置きたいかを分けると、必要な配置が見えてきます。
横に並べた複数ウィンドウを1枚で扱う場合
横方向に複数のアプリケーションを並べる予定なら、候補の横解像度とアスペクト比を確認します。U3425WEの公式仕様は3440×1440、21:9であり、通常の16:9とは横方向の画素数と画面形状が異なります。必要なウィンドウ数や文字サイズはアプリとOSのスケーリング設定で変わるため、解像度の数値だけで使いやすさを断定せず、普段のアプリを想定して確認してください。
会議画面と作業画面を分けたい場合
2画面構成では、Windowsの拡張表示で画面間に項目を移動でき、実際の置き方に合わせてディスプレイの配置も変更できます。会議アプリと資料を別の表示領域に置くことを想定するなら、2台同時出力の可否と、会議中に使うカメラ・マイク・給電を含めた接続経路を確認します。Macの場合も外部ディスプレイの同時利用台数はモデルと表示条件に依存するため、PCの技術仕様を確認してください。
一方、ウルトラワイドでは会議画面と資料を同じ1枚の表示領域に並べる前提になります。画面分割はOSやアプリの機能にも依存するため、モニター単体の仕様とは分けて確認します。
出力台数・回転・机の横幅を先に測る
- PC本体またはドックが、予定する外部ディスプレイの台数・解像度・リフレッシュレートに対応するか確認する
- 縦置きでは、ディスプレイまたはアームの縦横回転、VESA対応、耐荷重を候補ごとの公式仕様で確認する
- ウルトラワイドでは、横幅を含む外形寸法、解像度、アスペクト比、映像入力を確認する
- 設置後は、OS上の画面配置と解像度・リフレッシュレートを実際の置き方に合わせて設定する
デスク全体の条件も合わせて確認する
モニター構成は、単体の画面仕様だけでは決まりません。机の幅と奥行き、ノートPCを併用するか、給電やUSB機器をどこへ接続するかも関係します。画面・入力機器・接続・配線を順に確認する手順は、在宅ワークのデスク環境まとめにまとめています。
向いている構成・向いていない構成
- 縦置きデュアルが向いている:長い文書用の縦画面と、会議や編集用の横画面を別々に固定したい。PCが外部画面2台を同時出力できる
- 縦置きデュアルが向いていない:PCが外部画面1台まで、または画面やアームが縦横回転に対応しない
- ウルトラワイドが向いている:画面の継ぎ目を避け、横に並ぶ複数ウィンドウを1枚の表示領域で扱いたい
- ウルトラワイドが向いていない:縦向きの文書画面と横向きの作業画面を物理的に分けたい
縦置きデュアルでは2台の同時出力、画面配置、縦横回転対応を、ウルトラワイドでは横長の解像度・アスペクト比、映像入力、設置寸法を確かめます。文書、複数ウィンドウ、会議で必要な配置を先に書き出すと、画面枚数だけの比較になりません。

