画面を滑らかにしたいなら、Hzだけでなく解像度と用途を一緒に選ぶ

リフレッシュレートは、画面が1秒間に何回更新されるかを示す値です。たとえば60Hzなら、画面は1秒間に60回更新されます。Windows 11では、同じモニターでも選ぶ解像度によって出せるHzが変わることがあります。

ゲームで動きの多い場面を重視するなら、モニターが現在の解像度で出せる高いHzを選びます。文書作成や電池持ちを優先するノートPCなら、低いHzを選ぶとディスプレイの消費電力を抑えやすくなります。まず解像度を変えずに使うのか、解像度の変更を許容してHzを上げるのかを決めてください。

設定の入口は「ディスプレイの詳細設定」

スタートメニューから「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「ディスプレイの詳細設定」と進みます。モニターを複数つないでいる場合は、先に変更したい画面を選び、その画面の「リフレッシュレート」を開きます。

候補一覧に表示されるHzは、選択中のディスプレイが対応する内容に応じて変わります。別の画面を選んだまま設定すると、目的のモニターのHzは変わりません。作業用とゲーム用のモニターを併用しているなら、設定を変える前に画面名と現在の解像度を見比べると取り違えを防げます。

希望するHzが一覧に出ない場合は、まず変更したいディスプレイを選べているかと、現在の解像度を再確認します。接続端子、PCの映像出力、ケーブルやドックまで含む切り分けは、高リフレッシュレートが出ないときの確認順へ進んでください。

アスタリスク付きのHzは、解像度も変わる選択肢

リフレッシュレートの候補にアスタリスクが付く場合、そのHzを選ぶと現在の解像度を維持できません。高いHzだけを目的に選ぶと、文字の大きさや作業領域が変わることがあります。

WQHDや4Kの作業領域を保ちたい人は、アスタリスクのない候補から選びます。対戦ゲームを優先し、解像度の変更を許容できる人は、変更後の実際の解像度が用途に合うかを見てから高いHzを選びます。Hzの数値だけではなく、選択後の解像度も同じ画面で読み取るのがポイントです。

VRR対応とDRRは、役割を分けて考える

「ディスプレイの詳細設定」には、選択中のディスプレイがVRRに対応するかも表示されます。VRRは画面更新を内容に合わせて変えられる仕組みで、対応するゲームでは自動的に使われることがあります。

DRRはWindows 11が作業内容に応じてリフレッシュレートを自動調整する機能です。VRRとDRRは同じ設定ではありません。DRRをオンにできるのは、対応するハードウェア、VRR対応ディスプレイ、120Hz以上のリフレッシュレートという条件を満たす場合です。

有効化と停止は、同じ「ディスプレイの詳細設定」にある「動的リフレッシュ レート」の切り替えで行います。この項目が表示されない場合は、現在のハードウェア構成がDRRに対応していない可能性があるため、無理に有効化する手順へ進みません。

ゲームを優先する日と電池持ちを優先する日で設定を替える

VRR向けに作られたゲームでは、DRRをオンにしたままでも使える場合があります。一方、VRRを前提にしていないゲームで最大Hzが低く見えるときは、DRRをオフにするとよい場合があります。

普段はWeb会議や文書作成が中心で、ノートPCの電池持ちも大切にしたい人は、DRRを使えるかを設定画面で見ます。高いHzを常時選ぶ人よりも、用途ごとに必要な表示を切り替えたい人向けの考え方です。

どの設定を選ぶかは、画面の使い方で決める

表は横にスクロールできます

使い方先に選ぶ設定見送る設定
現在の解像度でゲームを滑らかに表示したいアスタリスクのない候補のうち、モニターが対応する高いHz解像度が変わる候補を、表示の変化を見ずに選ぶこと
WQHDや4Kの作業領域を保ちたい現在の解像度を維持するHzHzだけを優先して解像度を下げること
対応するノートPCで自動調整を使いたいDRRをオンにし、VRR対応と120Hz以上の条件を満たすかを見るDRRの項目が出ないPCで無理に有効化すること
非VRR向けのゲームで最大Hzが低く見えるDRRをオフにして表示を比べるDRRとゲーム側の問題を同じ原因と決めつけること

設定後は、同じ画面で解像度とHzを再確認します。目的のHzが出ないなら、接続経路の確認へ戻ります。